@article{oai:saitama-med.repo.nii.ac.jp:00000281, author = {デッカー, 清美 and 松下, 年子 and 小松, 奈美子 and Decker, Kiyomi and Matsushita, Toshiko and Komatsu, Namiko}, issue = {1}, journal = {埼玉医科大学看護学科紀要, Bulletin of School of Nursing, Saitama Medical University}, month = {Mar}, note = {近年女性の晩婚化で生殖年齢はあがり,そのため不妊症に悩む人の数は増加傾向にあり,生殖医療技術も日々 進歩している.不妊治療を受ける女性の増加に伴い,必ずしも子どもを授かることが保証されない状況に起因 する精神的葛藤や苦悩,経済的・法的問題が浮き彫りになってきている.子どもは自然に授かるのがよいと考 える人達が多い日本では,不妊に悩む人達の声はなかなか届かないようである.そういう風潮があるせいか, 日本では生殖医療に関する法規制や整備が未だ充分とはいえない.一方生殖医療は不妊治療を目的に始まった ものであるが,生殖医療技術の目覚ましい発達,多国間の文化や価値観の違いにより治療の選択肢が広がると ともに,本来の目的以外にも利用されるようになってきた.代理出産,デザイナー・ベビーやクローン人間等 を取り扱うビジネスが誕生した.  日本では,代理出産は禁止されているが,国によって,たとえばアメリカでは代理出産で子どもを授かるこ とが許されている.その結果,法律の隙間をかいくぐって海外で不妊治療を受けるカップルが後を絶たず,生 殖医療に関わる倫理と人権の問題は大きな社会課題の1 つとなっている.そこで本研究では,生殖医療の将 来における社会問題を考察し,不妊当事者のこころの葛藤を明らかにすることを目的に文献レビューを行った. その結果,生殖医療がビジネス化し,生命倫理や優生思考等の考え方,また家族構成が変化していく可能性が 示唆された.それらを踏まえて,不妊治療,不妊当事者のこころの葛藤や苦悩を理解し,支援する必要性につ いて考察した.}, pages = {39--45}, title = {生殖医療の将来に関する一考察 : 文献レビューを通して}, volume = {5}, year = {2012} }